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afl的感想 | |||
職場や組織に潜む邪悪な人間と善良な人間を、アダムとイブの2人の息子カインとアベル(兄のカインは神の寵愛を受けた弟アベルを妬み殺してしまう。神はカインを厳しく罰し、ノドの地へと追放する。しかし、カインはその地で妻と子を得て町まできづいていた。)になぞらえて、実例をもとに解説し、その対処法を明らかにするという内容。 まぁ、要するに「憎まれっ子世にはばかる」っていうのは何故か?という話。と対処法 豊富な事例で語られる邪悪なカイン型人間ですが、「あぁ、うちの会社のあの人のことだ」と吹き出したりする一方、会社の将来が微妙に不安になったりする1冊です(T T) 1、2章ではカイン型人間の本性とその手口を、彼らの邪悪な言葉や行動を検証 3章では何故彼らが極度に利己的で不道徳な行動に走るのかを心理学的に検証 4章では彼らを生み出す社会と組織の問題点を検証 ここまでは、邪悪なカイン型人間がいかにして組織や人を自分の思うがままに操っているかという話なのですが、そのまま読むと「これって対処のしようがないじゃん!」っていう内容です。こういう人がいたらあきらめるしかないかなとか思えてきます。っていうか、会社にはこういう人が結構いるし、実際問題人物です。対処法無いの・・・? 最後の5章でカイン型人間から身を守る27のアドバイスが提示されますが、結論としては「危うしには近づくな」ってことで、やっぱりどうしようもないという結論に。。。 また、読み手側の視点を変えればカイン型処世術は社内では結構使い道がある気がします。本書はそういう方向性では書かれていませんが、出世を目的とするなら、こういう方法論もありだよなぁと思ったりします。 確かベストセラーのバカの壁もこんな感じだったように思えますが、結局人間としての性根が違いすぎる人とは分かり合えないんでしょうか。 結論はでませんが、身の回りにいる邪悪な人たちの手口を知っておくだけでも何かの役に立つかも? |
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